愛廿字

父母即ち天地であり、「孝」の一字だけが十分天地の鬼神を感動させる。昔の人は「孝」を以て百行の基にした。しかし、今の人は孝道を知らず、その病根は父母の恩を知らないことにあり、逆に知っても、また貨財妻子に惑わされてしまう。父母が日に日に衰えていき、直ちに親孝行をしなければ後で後悔しても手遅れになる。羊に跪いて乳を飲む仁あり、鳥に反哺の義あり、禽獣[(きんじゅう)]さえ本に報いることを知っている、それなのに人が孝行奉養の道を知らなければ、禽獣の方より劣っている。

*此為涵靜老人駐世時,廣泛用於出版品的版本

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